お知らせ

第19回ライチョウ会議ぎふ大会を開催しました ~県の鳥「ライチョウ」の現状と保全 新たなステージへ~

 11月7日(土)~8日(日),岐阜大学講堂にて,第55回 岐阜大学フォーラム「環境ユニバーシティフォーラム」を開催しました。本学は「環境ユニバーシティ宣言」を行った11月を岐阜大学環境月間と定め,関連行事を毎年開催していますが,今年度は,岐阜県,岐阜県獣医師会,中部大学創発学術院,日本野鳥の会岐阜,野生動物救護獣医師協会岐阜県支部と『第19回ライチョウ会議ぎふ大会』を共同開催し,学内外から2日間でのべ503名の参加があり,参加者は熱心に耳を傾けていました。
 1日目の「ライチョウシンポジウム」では,信州大学名誉教授の中村浩志氏が「ライチョウの生態と未来」について基調講演を行いました。「地球温暖化など環境の変化による影響などから,ライチョウの生息数が減少し絶滅の恐れがあるため,環境省が中心となり保全活動を行っています。ラ
イチョウは信号機に例えると現在赤信号で,これを黄信号に下げることが当面の目標です。」と話されました。  2日目の「ライチョウフォーラム」では,生息地や動物園での取り組み,野生復帰に向けた研究などについて,専門家による講演が行われました。
 また,11月4日(水)~12月1日(火)まで企画展「ライチョウ展」も開催しました。
 参加者からは「様々な話題が提供され,とても参考になった」「今後,関係者間での連携が進み,ライチョウの保全が推進されることを期待します」「高山帯に生きている動植物が地球温暖化によって生息生育地がなくなってしまうことに,私たち人間がどのような対策ができるのか考えていきたい」などの感想が寄せられました。
 本学は,今後も環境に配慮した特色ある諸活動を継続的に展開していきます。

会場の様子
会場の様子

企画展「ライチョウ展」
企画展「ライチョウ展」


2020.12.08

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