12月４日（火）に第１６回産学ツーリズムを実施しました。
　この取り組みは，学長をはじめ，大学の執行部が産業活動の現場を訪れ，地域を支える産業の実情を把握し理解を深め，社会貢献の取り組みに役立てることを目的として平成１９年度から実施しています。
　今回は刃物メーカーのカイ インダストリーズ（株）及び工作機械メーカーの（株）ナガセインテグレックスを訪問し本学の紹介，工場見学をした後，意見交換を行いました。
　カイ インダストリーズ（株）ではカミソリ・医療用刃物の生産工場や，刃物の評価・研究施設を見学しました。プレス加工，熱処理，研削，表面処理，検査という一連の流れを丁寧にご説明いただきました。見学後は，工場の自動化や国際展開時の課題等について活発な意見交換がなされました。
　（株）ナガセインテグレックスでは工作機械の生産工場及び実演施設を見学させていただきました。同社製品が製造する工作機械は，他に類を見ない程の超精密加工を実現する機械で，見学の過程では徹底した振動コントロール技術等ものづくりへの強いこだわりを垣間見ることができました。
　訪問した２社は，これまでも共同研究等で本学と連携しており，また本学の卒業生も多数在籍しているが，今回の訪問・意見交換を通して，大学の研究力や人材育成への期待を実感することができました。 今回のように大学幹部自ら地元企業へ訪問し，現状を把握することは非常に重要であり，産学連携や人材育成により今後も地域へ貢献できるよう取り組んでいく予定です。