お知らせ

公開講座「先端を行く連合創薬医療情報研究科 -がんに対する次世代型免疫治療の展望と課題-」を開催しました

 大学院連合創薬医療情報研究科(以下,研究科)は,平成29年12月15日(金)に,一般市民も対象とした岐阜大学主催公開講座「先端を行く連合創薬医療情報研究科 -がんに対する次世代型免疫治療の展望と課題-」を開催しました。
 今年度の公開講座は2部構成で行われ,第1部では研究科初の試みとして,連携機関の客員教員による講演「研究科連携機関の研究最前線」を実施しました。本研究科では学外7箇所の機関と教育・研究に係る連携協定を締結しており,各連携機関の客員教員には,本研究科の講義や学位指導にも尽力いただいています。その中でも,今回の公開講座では,今年9月に新たに協定を締結した国立研究開発法人国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)の加藤隆司氏,岐阜県保健環境研究所(岐阜県各務原市)の伊藤哲朗氏,今年度より新たに着任いただいたアステラス製薬(東京都中央区)の三好荘介氏の3名から講演がありました。
 また,第2部では「がんに対する次世代型免疫治療の展望と課題」をテーマとして,株式会社AskAt(愛知県名古屋市)の小泉信一氏から,体内の情報伝達物質に関連し「プロスタグランジンによるガン微小環境における免疫抑制とその制御」について,また名古屋大学総合保健体育科学センターの岩間信太郎氏から「免疫チェックポイント阻害薬の治療効果,奏効メカニズムと副作用発現機構」について講演がありました。社会でも注目度の高い,がんへの「次世代型免疫治療」について,最新の情報を含めた内容でありました。
 今回の参加人数は65名(うち,学外32名)で,学生はもちろん,近隣の一般市民の方や東京等遠方の方など,幅広い層にご参加いただきました。講演後に実施した質疑応答でも,途中司会者が質問数を制限するほど,活発に意見が交わされました。岐阜大学の将来ビジョンでは,「社会貢献」を重点的な目標の一つに掲げており,また研究科憲章では,連携機関による連携効果を教育・研究に十分活かすよう努めることを掲げています。今回の公開講座では,社会貢献として多くの方に参加いただけた事はもちろん,連携機関との連携効果を活かした取り組みとする事ができ,今後の研究科における連携機関との取り組みも一層活発になることが期待されます。

会場の様子
開会挨拶を行う丹羽雅之大学院連合創薬医療情報研究科長

2018.01.11

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