１０月４日（火），ベトナム・ゲアン省農業農村開発局のグエン・ティエン・ドゥック栽培・植物保護部門長及びティン・チャック・ラム植物保護部門植物保護課長が，学長表敬訪問と農業技術交流に係る現地視察のため，岐阜県関係者とともに本学を訪れました。
　平成２７年１１月，岐阜県は同省と「岐阜県とゲアン省人民委員会との友好協力に関する覚書」を締結しました。これは，互いの文化と伝統に敬意を表し，相互理解を深めることで，友好協力関係を構築し，相互の発展を目指すものです。協力分野の一つである「農業」の技術交流を推進するため，同省から両名が招へいされ，県内視察の一環として本学を訪れることとなりました。
　学長表敬訪問には，本学から鈴木理事（国際・広報担当），福井応用生物科学部長，菅谷国際企画課長が同席しました。懇談の中で，将来予定されている応用生物科学部におけるゲアン省からの農業研修生受入について具体的に話が進められました。また今後，両者が共に掲げる「農業に関わる優秀な人材育成」という目標に向けて，相互に協力をしていくことに合意しました。
　学長表敬訪問の後，応用生物科学部において農業分野の教育の説明の後，岐阜フィールド科学教育研究センターでのフェアリーウィングの栽培を視察し，ベトナムでの生産体制の整備について意見交換を行いました。また，ベトナムからの留学生グェン・ゴック・タン・タムさん(土田浩治教授研究室)とグェン・フー・カーンさん(大西健夫准教授研究室)を訪問し，研究内容について意見交換を行うと共に，学位取得後の進路について情報交換を行いました。