お知らせ

第9回岐阜大学産学ツーリズムを開催しました

 本学は,6月30日(火),森脇学長をはじめ,理事,副学長,監事等の大学幹部ら14人による地域企業訪問(産学ツーリズム)を実施しました。産学ツーリズムは,岐阜大学が地域産業の振興に貢献するために,また,学生にとって魅力ある就職先の創出・開拓のために,地域を支える企業活動の現状を把握し,理解を深めることを目的として実施しています。
今回は,岐阜・西濃地域の製造業として長い歴史があり,本学卒業生の採用実績がある,河合石灰工業(株)(創業130周年)と(株)ナベヤ(創業455周年)の2社を訪問し,工場見学及び企業経営者・技術者との情報交換を行いました。

 河合石灰工業(株)では,河合社長から会社概要について説明を受けた後,本学の卒業生から,本業である石灰製品の製造販売に加え,さまざまな分野への利用を考えて新機能材料製品の研究開発に意欲的に取り組んでいることの説明を受けました。その後,石灰石粉砕工場,石灰焼成工場,石灰製造工場において,粉砕設備や燃焼炉を見学しました。異業種への参入となる平面波形成スピーカーの開発についての実演では,その完成度の高さに感嘆の声が上がりました。
 (株)ナベヤでは,岡本社長から会社概要について,技術担当者から自社の主力製品である治具についての説明を受けた後,鋳造工場で伝統的に行われている溶湯の様子やオーダーメイドに対応が可能となるように工夫された治具製造工場を見学しました。
 両社は,ともに,歴史のある会社で,伝統技術の継承や人材育成を大切にする一方で,新材料の開発研究,新技術の開発,新分野への参入に積極的で,企業経営の持続と発展に対する熱意を実感できる訪問となりました。
 本学では,地域が求める人材を育成し若年層の地元定着の推進を目標に,地(知)の拠点事業を推進しています。今回のように大学幹部自ら地元企業へ訪問し,現状を把握するだけでなく,新たな魅力を発見することは非常に重要であることから,今後の人材育成や就職支援に活かせるよう,産学ツーリズムを継続的に実施する予定です。


河合石灰工業(株)の工場見学をする参加者
河合石灰工業(株)にて,挨拶をする学長
(株)ナベヤ工場にて製造された鐘をつく学長
(株)ナベヤの工場見学をする参加者

2015.07.17

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