お知らせ

企業との共同研究が新会社設立に貢献しました

 本学応用生物科学部 西津教授と共同研究を行っていた(有)下呂特産加工は、冷凍、解凍しても食感、食味が損なわれにくいこんにゃくの開発に成功し、4月22日(水)、新会社(株)マンナン工房ひだを設立しました。この会社は,(有)下呂特産,下呂市こんにゃく芋生産組合,じゅうろく六次産業化ファンド,民間企業2社と総務省交付金の出資によるものです。
 下呂市では、かつて、こんにゃく栽培が盛んに行われていましたが、需要の減少や生産者の減少により、生産量も減少していきました。しかし、近年の健康志向や冷凍食品の生産量増加により、冷凍食品メーカーから、低カロリーでヘルシーな冷凍食品の開発要望があったため、西津教授と(有)下呂特産加工との共同研究が始まり、食感が劣化しにくい冷凍用こんにゃくの開発に成功しました。この製品の製造販売を行うことにより,新会社は下呂市近郊を中心とした飛騨地域のこんにゃく芋生産量の増加,新規雇用を確保し,地域活性化を目指します。
 また、5月25日(月)に、十六銀行において、新会社への出資決定にかかる記者会見があり、本学から産官学連携担当である王副学長が出席し、冷凍こんにゃくの研究開発について説明を行いました。王副学長は、「今回の共同研究は,岐阜大学と産業界の協働が地方創生に繋がった良い事例となりました。今後も共同研究を続けていきたいと思います」と話しました。

研究開発の説明をする王副学長
出資にかかる基本合意書の締結後、記念撮影をする関係者

2015.06.08

アイコンの詳細説明

  • 内部リンク
  • 独自サイト
  • 外部リンク
  • ファイルリンク