お知らせ

ボゴール農科大学における国際ワークショップ開催と共同実験室開設

 本学大学院連合農学研究科の千家正照研究科長他12名は,12月1日(月)から3日(水)の3日間にかけて,インドネシアのボゴール農科大学(IPB)及びスブラス・マレット大学(UNS)を訪問しました。
 今回の主な目的は,国際ワークショップの開催と,IPB及びUNSにおけるIC-GU12*1の研究拠点を形成することです。

 1日(月)は,IPBが経営するInternational Convention Centerにおいて,天然物化学をメインテーマとした国際ワークショップを開催しました。Dr. H. Herry Suhardiyanto(IPB学長)と森脇久隆学長の基調講演,鈴木徹教授,光永徹教授,寺本好邦准教授,Dr. Wisnu Ananta Kusumaの4名による研究紹介,本研究科3年の山内恒生さんによる研究インターンシップの成果発表,インダストリー部会*2のメンバーである一丸ファルコス株式会社のアルナシリ氏やインドネシアの地元企業であるGGPCのMr. Ruslan Krisnoによる企業紹介などが行われました。総勢110名ほどの参加者は,熱心に耳を傾けており意見交換も活発に行われました。
 その後の情報交換会では,IPBの修士学生や多くの研究者との研究交流が行われ,グローバル化促進のため現地産業界との交流の場となりました。

山内恒生さんの研究インターンシップ成果発表
Dr.Wientarsihからアルナシリ氏へ講演後の記念品贈呈

 2日(火)は,IPBのバイオファルマーカ研究センターにおいて共同実験室の開所式を開催しました。
 テープカットは,Dr. Ibnul Qayimと千家研究科長が行い,本研究科が購入し共同実験室に新しく設置した水蒸気蒸留装置や抽出物の濃縮・精製装置等の確認を行いました。この研究室は,IPBのProf. Latifah Darusmanの管理の下,IC-GU12加盟大学の教員と学生に開放し,天然物化学関連の研究拠点としていきます。

Dr.Ibnul Qayimと千家正照研究科長とのテープカット
共同実験室でProf.Latifah Darusmanを囲んでの記念撮影

 3日(水)は,UNSに設置準備中の共同実験室を訪問し,本研究科が購入した新規の実験機器の設置状況及び今後の設置計画を話し合いました。
 本年度末には,本学の教員から提供された大量の実験機器や器具類を海上輸送し,UNSの農学部長Prof. Bambang Pujiasmantoの管理の下,IC-GU12加盟大学における環境科学関連の研究拠点となります。

UNSに設置準備中の共同実験室

  • IC-GU12 :岐阜大学の呼びかけで形成された「南部アジア地域における農学系博士教育連携コンソーシアム」の略称。ボゴール農科大学及びスブラス・マレット大学は加盟大学です。

  • インダストリー部会 :高度専門職業人育成を目的として東海地区の生物・バイオテクノロジー関係の企業5社で組織しています。

2014.12.17

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