岐阜大学長期インターンシッププログラム(GULIP) の最終成果報告会を開催しました
12月17日(火)から26日(木)までの間,GULIP(岐阜大学長期インターンシッププログラム)の最終報告会を開催しました。
GULIPは,学部や学年の異なる学生達でチームを編成し,企業から出された課題を検討,解決策を提案するPBL型(問題解決型)長期インターンシッププログラムです。
民間企業の5社,岐阜県庁商工労働部および本学キャリアセンターから提供された課題に対して約半年間にわたり合計7チームが本プログラムに取り組みました。11月に行った中間発表で指摘を受けた後,各チームが調査の追加やさらなる検討を加えた企画・立案について,それぞれの企業の本社等での会場で多くの参加者のもとプレゼンテーションいたしました。
岐阜県庁チームの最終報告は,12月26日(木)に岐阜県庁で関係者など17人を集めて行われました。このチームには,県商工労働部から岐阜県内の中小企業における『グローバル人材の育成』に関わる課題が与えられ,中間発表で受けた指摘をもとに,その後1ヶ月間で,新たにアンケートや調査等を実施,検討した結果を踏まえ,『海外進出を考えている中小企業に,国際業務経験を持つ定年退職者や,外国語に堪能だが出産等で退職した女性を再雇用して派遣する』という案を提案しました。これを受けた県商工労働部からは,『大変おもしろい仕組み』と評価をいただきました。
その他の企業チームも,中間発表では企業からの鋭い質問に苦労していましたが,最終成果報告会では,『貴重な提案をいただいた』,『よく調べあげた』などと学生へ賞賛の言葉をいただきました。
また,最終報告会後にGULIP参加学生が集まり,異なるチーム毎のメンバーでそれぞれの体験や意見を交換し,参加した学生からは次の様な意見がありました。
『チーム同士のコンタクトを取り,一つのモノを作り上げる大切さ,必要さを身を持って体感できたことがGULIPで一番成長できたポイント』,『3か月間を通して,グループワークでのコミュニケーション能力を身につけることができたこと,課題解決の過程での企業訪問や企業・団体の方とのメールのやり取り等で社会人としての振る舞い方も身につけることができたと思う』,『GULIPは,授業・就活・サークルと重なるので忙しく大変だった。どれを優先させるかに戸惑い,GULIPに対する悩みが増えていった。その中で,チームのメンバーが声をかけてくれ,私の悩みを話せて,対策を考えられた。GULIPを通して自分が思っていること考えていることを,誰かに伝えるのはとても大切なことであると感じた』,『"価値"とは「自分で作るもの,決めるもの」と考えていたが,GULIPを通して誰かの力を借りること,受け入れること,受け取ることが少しずつできるようになった』,『中間発表を経て,目標を設定する大切さに気づき,一回一回のディスカッションの目標を初めに掲げ,それに向かって意見を出し合う効果的な話し合いができるようになった。GULIPを通して「目標設定」の大切さを学んだ』,『全て投げ出して楽になりたいと考えたことも何度もあったこのインターンシップも,それを乗り越えた今では,自分の力となったと思い,参加した意味があった』など。
8月に始まったGULIPも,後は2月の最終報告書の提出を残すのみ。ゴールまであと一息です。
なお,これまでの詳細については,次の記事をご覧ください。
岐阜大学長期インターンシッププログラム(GULIP) 中間発表会を開催しました
岐阜大学長期インターンシッププログラム(GULIP)の開講式を開催しました
2014.01.23
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