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岐阜大学の「地域戦略」のビジョンと基本的な考え方

平成29年3月22日

「地域戦略」のビジョン -将来の岐阜大学の姿-

 岐阜大学は,全構成員(教員,職員,学生)が地域戦略に係る考え方を共有し,地域と世界を結ぶ視野をもって,全学をあげて組織的に地域戦略を実践するために,次の将来ビジョンを掲げる。

岐阜大学及び全構成員

  • 岐阜大学の全構成員が,「地域戦略」のビジョンを理解している。
  • 岐阜大学の全構成員が,組織的な支援体制のもと,広い視野から「地域戦略」に係る取組に積極的に参画している。
  • 岐阜大学が,地域協学センターの体制強化を図る等,「地域活性化の中核拠点」として継続的・発展的に事業を推進し,地域戦略を総合的に進める体制を整備している。
  • 岐阜大学が,地域の各種主体と相互に密接に連携し,地域の「絆」・ネットワークの中核に位置している。
  • 岐阜大学が,地域の課題に対し,複数の学問の協働により学際的に解決を図ろうとする地域志向研究活動(地域志向学)を積極的に推進し,地域の課題解決に貢献している。
  • 岐阜大学が,地域との対話を創発し多様な人びとが交流できる「場」(フューチャーセンター)を構築し,地域の課題解決に向けた討議や支援を推進している。
  • 岐阜大学が,地域における各種主体の行う諸活動や政策形成等に積極的に参加と支援を行っている。
  • 岐阜大学が,地域のサテライト機能を整備して,地域再生及び活性化に繋がる多様な地域活動を展開し,安心・安全な地域の生活基盤の構築に貢献している。
  • 岐阜大学が,産官学共同研究を推進して,地域産業の振興・発展と地元の雇用創出に貢献している。
  • 岐阜大学が,高校卒業後の年齢層の伝統型(トラディショナル)の学生に加え,社会人・職業人や退職した高齢者といった非伝統型(ノントラッド)の学生を積極的に受け入れ,全世代対応型大学として「生涯現役社会」の実現に寄与している。
  • 岐阜大学が,地域における女性・若手人材など多様な人材が活躍できる環境を実現し,そのモデルを提供している。
  • 附属病院が,高度先進医療・救命医療・予防医学等により,地域医療のより一層の充実に貢献している。

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岐阜大学の学生

  • 岐阜大学の学生が,地域を知り,地域の課題を見つけ,地域の課題解決に向けて行動できる「地域リテラシー」を習得し,地域リーダーとしての基盤的な素養を修得している。
  • 岐阜大学の学生が,各種の支援を受けて,地域で安心して学びやすい環境で修学・研究し,地域活性化にかかる知識・技能を旺盛に吸収している。
  • 岐阜大学の卒業生が,本学で受けた地域志向教育の成果を活かして,地元に定着して地域産業の活性化に貢献できる産業リーダーや高度専門職業人として活躍し,地元や地域産業界の発展に貢献している。

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地域

  • 幅広い年齢層の多様な社会的背景をもった地域住民が,大学が提供する生涯学習の機会を積極的に活用し,自身の教養やスキルを高めている。
  • 地域の職業人・社会人が,大学を活用して,職業教育・訓練等のリカレント教育を進め,キャリアアップを図っている。
  • 地域の各種主体や卒業生が,岐阜大学に愛着と誇りを抱き,大学運営や教育・研究活動を支援している。
  • 地域・自治体が,大学の知を活用して地域の課題解決を進め,地域再生・地域振興に繋げている。
  • 地元産業界が,大学の知的資源を積極的に活用して,新規事業の開拓や事業の拡大・展開に繋げている。
  • 学齢期にある地元の子ども・若者やその保護者が,岐阜大学に憧れと魅力を抱き,地元入学者が増加している。

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基本的な考え方

 岐阜大学は,「人が育つ場所」という風土の中で「学び,究め,貢献する」人材を社会に提供し,法人自体も「学び,究め,貢献する」地域にとけこむ大学であるべきことを理念としている。全ての学部・研究科が1つのキャンパスにある特徴を教育・研究の両面に活かし,特に,高度な専門職業人の養成に主眼を置いた教育,教育の基盤としての質の高い研究,地域に根ざした国際化を展開する。さらに,これらの成果を地域還元することなどにより,地域社会の活性化の中核的拠点として,地方創生の一翼を担う(岐阜大学の理念と目標より抜粋)。
 なお,ここで言う「地域」とは,当面の間,大学COC事業及びCOC+事業の対象地域である岐阜県及び愛知県を中心とする近隣圏域とする。

 岐阜大学は,上述の理念に立脚し,特に第3期中期目標・中期計画期間における社会との連携や社会貢献及び地域を志向した教育・研究に関する目標として,① 「地域にとけこむ大学」として,地域を志向した教育・研究を全学的に実践し,地域と協働して地域志向人材を育成する。② 地域と大学が連携して大学の資源を活用することで,地域社会が抱える超高齢社会等の課題解決に貢献する。③ 岐阜県と連携し,地域課題に密着した実践的な教育研究を行うことにより地域社会に貢献する。④ 産官学連携の推進により,地域産業界の発展に貢献する。ことを定めている。

 他方,今日,地域が直面している少子高齢化,過疎化,人口減少等を要因・背景として衰退していく地域の課題を,人びとが安全・安心に活き活きと暮らすことのできる地域として再生していくため,その地域に位置付く大学が,強み・特徴を活かしながら地域・自治体・産業界等と連携・協働し,地域が求める人材の養成,地域の課題解決に資する事業の実践及び学生にとって魅力ある就職先の創出など,中核的存在としての機能強化を図り,地域再生の核となることが求められている。

 緊急性の高いこの課題に応えるため,岐阜大学は,①「地(知)の中核的拠点大学」として地域の課題解決及び地域の活性化(地方創生),②産業の振興と発展,③全世代を対象とした地域教育と文化に貢献することを目標に,教育・研究活動の充実を図ることが必要であり,また,社会の活性化のため,女性・若手人材など多様な人材が活躍できる環境の実現が重要と考えている(岐阜大学の社会貢献基本戦略)。


【岐阜大学の社会貢献基本戦略】

1.「地(知)の中核的拠点大学」として地域の課題解決及び地域の活性化(地方創生)に貢献する。

    • 「地(知)の中核的拠点大学」として,継続的・発展的に取り組める体制を構築する。
    • 地域を知り,地域の課題を見つけ,地域の課題解決に向けて行動できる「地域リテラシー」を習得した「地域リーダー」を育成,輩出する。
    • 地域の課題に対し,複数の学問の協働により学際的に解決を図ろうとする地域志向研究活動(地域志向学)を推進する。
    • 地域との対話を創発し多様な人びとが交流できる「場」(フューチャーセンター)を構築し,地域の課題解決に向けた討議や支援を推進する。

2.産業の振興と発展に貢献する。

    • 地域に定着して地域産業の活性化に貢献できる「産業リーダー」を育成,輩出する。
    • 産業界と連携して,学内の学術資源の高度化とその社会実装を実施する。
    • 地域産業界のニーズに応える研究活動を展開する。
    • 地域の特徴を活かした研究活動を推進する。

3.地域教育と文化に貢献する。

    • 大学の施設・設備を地域住民に開放し,地域文化に貢献する。
    • 社会人・職業人や退職した高齢者を積極的に受け入れ,キャリア・アップ教育や職業教育・訓練等のリカレント教育・生涯学習を推進し,全世代対応型大学として「生涯現役社会」の実現に寄与する。
    • 出前講義等を通して,地域の幼稚園・小学校・中学校・高等学校・特別支援学校の教育活動に協力する。

 これまで,岐阜大学は,文部科学省の「地(知)の拠点整備事業」(大学COC事業:Center of Community)において,「ぎふ清流の国,地×知の拠点創成:地域にとけこむ大学」構想が採択され,事業の実施機関として,「地域協学センター」を部局として設置し,全学をあげて地域の課題解決に資する様々な人材や情報・技術が集まる地域コミュニティの中核的存在としての「地(知)の拠点」となることを目指し様々な取り組みを行っている。

 さらに,文部科学省の「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+事業)」にも採択され(「岐阜でステップ×岐阜にプラス 地域志向産業リーダーの協働育成」),岐阜県内の大学に加えて愛知県内の大学とも連携してインターンシップを核とする教育プログラムを実施することを通して産業界ニーズに適合した人材を育成すること,さらには産官学共同研究を通した事業拡大等による雇用創出を促進することで,地元定着就職と岐阜へのUターン就職を推進し,地域創生に貢献することを目指している。

 また,「地域活性化の中核拠点であると同時に,強み・特色を有する分野において全国的・国際的な教育・研究拠点の形成」を目指すことを宣言(「岐阜大学将来ビジョン(2025年に向けて)」)するとともに,上述の社会貢献基本戦略を定め,地域が共通して直面している種々要因が絡まり合って出現している複雑な課題の解決と地域からの要請・期待に対して,全部局等が連携し,全学をあげて応えられるよう努めているところである。

 岐阜大学が,このような地域戦略の考え方を達成するべく,今後さらに地域志向を強化した教育・研究・社会貢献活動に取り組むためには,
①「官・産・金・域」の地域の各種主体との地域連携
②教育・研究・社会貢献の大学機能全体に関わる地域連携
③学生の受験・入学(学生受入・入試)から学修(教育・人材育成),卒業・就職(社会への輩出・雇用創出),その後の生涯学習・学び直しまでを見据えた地域連携
の3つを戦略的に推進することが必要である。

 そこで,岐阜大学における地域戦略の重要事項を審議・決定する組織として学長を筆頭とする「地域戦略会議」を設置し,「広報」機能も含め全学・部局をあげて大学の教育・研究・社会貢献すべての機能に渡る「地域戦略」,並びに受験・入学から学修,卒業・就職・社会への輩出,その後の生涯学習・学び直しまでも含めた「地域戦略」を検討することとし,今後,いわゆる「大学の2018年問題」(18歳人口の減少)にも留意しながら,地(知)の拠点として,岐阜県をはじめとする地域・自治体・産業界等との連携・協働並びに大学COC,COC+事業及び産官学連携活動などを通して,地域志向人材(次世代地域リーダー)の育成や地域再生・地域振興,地域経済の活性化,雇用創出や若者の地域定着,多様性人材活力発揮のための環境整備に向けた取組など,社会貢献・地域貢献を一層果たしていく。

 岐阜大学は,地域戦略の中核事業である大学COC事業及びCOC+事業を全学をあげて恒久的に展開し,大学と地域の連携・橋渡し機能及び全学のコーディネイト機能を果たす地域協学センターが,継続的・発展的に組織的な地域戦略の「コントロールタワー」としての中心的な役割を担って事業を牽引する。岐阜大学は,将来的にCOC事業及びCOC+事業の成果を基盤として地域協学センターの機能強化・高度化を図り,地域協学センターが,「地域志向教育研究拠点」及び「地域創生・地域戦略の総合シンクタンク」としての機能を進化させた新たな地域創生の中核となる組織として,岐阜大学の地域戦略を担う。

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【岐阜大学の地域戦略体制等】


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