宇宙工学講座閉講式を実施しました
本学地域協学センターは,1月29日(日),宇宙工学講座の閉講式を実施しました。
宇宙工学講座は,COC+事業における「高大連携事業」の一環として,高校生等に対し本学の教育研究を体験する機会を提供し,次世代を担う高校生等に岐阜県内の航空宇宙産業の魅力を伝え,同産業への就業意欲の醸成・喚起を図ることを目的として,本学と岐阜県及び各務原市が連携して実施しています。
今年度はテレビ会議システムを利用した各高校での講義受講のほか,国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の見学等を実施しました。
閉講式では,森脇学長の開会挨拶に続き,宇宙工学講座を受講した高校生・高専生から報告がありました。
その後,超小型人工衛星の第一人者である東京大学大学院工学系研究科の中須賀真一教授より「大学発超小型衛星による新しい宇宙開発への挑戦」と題した特別講演が行われました。中須賀教授からは超小型人工衛星の開発や缶サットを通じた宇宙工学分野の教育活動について話があり,出席した高校生・高専生は熱心に耳を傾けていました。
次にパネルディスカッション(テーマ「宇宙教育の地域連携」)が行われ,中須賀教授のほか,JAXA宇宙教育推進室の桜庭室長,岐阜県商工労働部航空宇宙産業課の郷施設整備企画監,岐阜工業高等専門学校伊藤校長及び森脇学長がパネリストとして登壇し,岐阜県でどのように連携して宇宙教育に取り組んでいくか,活発な議論が交わされました。
午後からは,本学の電波望遠鏡及び宇宙工学講座関連展示の見学が実施され,参加者は宇宙工学の取り組みについて理解を深めていました。このほか,超小型衛星活用ミッションコンテストも実施され,高校生及び高専生より宇宙工学講座で得られた知識をもとにした独自のアイディアが発表されました。また質疑応答では,中須賀教授から今後の期待を込めたコメントをいただきました。
最後に,講座の修了証授与が行われ,今年度の講座は閉じられました。
2017.02.09
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