お知らせ

「十二単の着装と体験 -日本の民族衣装―」を開催しました

 留学生センターは,12月7日(水),柳戸会館集会室(和室)において,特別講義「十二単の着装と体験 -日本の民族衣装―」を開催しました。
 当日は,留学生センター所属の日本語・日本文化研修コースの留学生(以下「日研生」)をはじめ,本学に在籍する留学生や日本人学生及び教職員,更に今年度第2回を迎えたウィンタースクールプログラムに参加しているインド工科大学グワハティ校とマレーシア国民大学の学生等約50人が参加しました。
 この講義は今年度で3回目となり,「本物にふれる」という留学生センターのコンセプトに基づき,本学の学生を対象とした日本文化の体験型授業の一環として開催したものです。講師は,和服の着付けを専門に指導されている伊藤慶子氏,佐藤千里氏他4名の方々でした。講師の方々は紋付・袴の正装で立ち合われ,会場に雅楽のBGMが流れる荘厳な雰囲気の中で行われました。
 留学生センターの土谷准教授から,日本語・英語両言語で十二単の歴史や基礎知識について説明があったのち,モデル希望者の中から選抜された日研生のシリワット・コッチャコンさん(タイ)が,小袖と袴,化粧の下準備をし,髪に宝冠(ほうかん)を付けて会場に入室しました。
 十二単の着付けでは,講師の先生方は作法に従い,「お方(かた)様(さま)」であるシリワットさんに敬意を表しながら,五衣(いつつぎぬ),表着(うわぎ),唐衣(からぎぬ),裳(も)を順に着付けました。留学生たちは,赤や緑のきらびやかな衣をまとっていく様子に興味深く見入っていました。着付け終了後,十二単に檜扇(ひおうぎ)を持ったシリワットさんを囲む記念撮影の輪ができました。
 十二単は重ねたままスルッと脱げ,脱いだ後も人が座っているように見えます。それを「空蝉(うつせみ)」といいます。その空蝉の中に男女を問わず学生は次々と入り,重さを実感しました。
 本講義は,日本の伝統文化の奥深さ,美しさを堪能することができた有意義なひと時となり,日本文化教育の充実にもつながる画期的なものとなりました。
 なお,本講義は,2016年12月9日朝の中日新聞,岐阜新聞でも紹介されています。

着付けの様子
日研生と着付けの先生
ウィンタースクールの学生と着付けの先生
全員で記念撮影

2016.12.20

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