お知らせ

第48回岐阜大学フォーラム「環境ユニバーシティフォーラム」を開催しました

 11月2日(水),全学共通教育講義棟で,第48回 岐阜大学フォーラム「環境ユニバーシティフォーラム」を開催しました。
 この行事は,本学が「環境ユニバーシティ宣言」した11月を岐阜大学環境月間と定め,関連行事として毎年開催しているものです。
 今回は,岐阜県立国際園芸アカデミー学長の上田善弘氏を講師にお招きし,学内外から94名(内訳:教職員72名,学生10名,一般市民12名)の参加者がありました。

 講演に先立ち,横山理事・副学長(総務・財務担当)による挨拶と,福井応用生物科学部長による上田氏の紹介が行われました。
 その後,上田氏より「バラの遺伝資源を求めて~栽培バラのルーツと希少な野生種を探索する~」と題し講演いただきました。この中で上田氏は,バラの遺伝資源の探索について,綺麗なバラや外国の風景の写真とともに,イランやラオス,中国での経験談をからめて語られました。また,自然破壊や維持管理する人の負担,高齢化の影響で,遺伝資源が失われている実情に触れ,7000種のバラを育てている岐阜県可児市にある花フェスタ記念公園を紹介しながら,貴重な遺伝資源を保存する重要性について語られました。
 講演の後には,上田氏と福井学部長との対談が行われ,参加者からは「どんな野生バラにもトゲはありますか」などの質問が多数寄せられました。そのなかで,今後の研究テーマを尋ねる質問に対して上田氏は「トゲのないバラの品種改良や,香りの研究をしていきたい」と答えました。
 参加者からは,「世界に誇るバラ園を持っている岐阜県ならではの内容で楽しかった」などの感想をいただきました。

 今後も本学は,様々な知識を集結して環境対策を推進していきます。

挨拶する横山理事・副学長(総務・財務担当)
講師紹介をする福井学部長
講演する上田氏
福井学部長と上田氏との対談

2016.11.17

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