お知らせ

韓国高麗大学における特別講義を実施しました

 本学の学術交流協定校である韓国の高麗大学では,法学や経済学に加えて,総合的な環境学の研究と教育が盛んに進められています。この一環として,2007年8月から2012年7月にかけて,岐阜大学・高麗大学・北京大学(中国)による日中韓フォーサイト事業(日本学術振興会)が実施され,若手研究者や大学院生を中心として気候変動下での陸域生態系の炭素循環機構の解明に関する研究も進められてきました。

 このたび,11月11日(火)~13日(木)にかけて本学応用生物科学部の小見山章教授と流域圏科学研究センターの村岡裕由教授が高麗大学を訪問し,特別講義および研究者交流を行いました。高麗大学の環境生態工学部のLee Woo-Kyun教授とSon Yowhan教授が主宰する高度総合環境学人材育成プログラム(BK21Plus事業)では,人類が直面する多様な環境問題に対応するために,生態学,微生物学,地理情報学などを融合した教育プログラムを2013年に立ち上げ,多数の大学院生がこのプログラムで学んでいます。このプログラムでは国際的に活躍する各国の研究者を招聘し特別講義シリーズを開講しています。今回は小見山教授がタイ王国での35年にわたるマングローブ林に関する研究について,また村岡教授が流域圏科学研究センター高山試験地での15年にわたる森林生態系の衛星生態学研究について講演し,講義に出席した学生と環境問題の解決における研究者と地域住民との対話の重要性や,温暖化に対する森林生態系の応答を多様な場所で展開することの重要性について意見交換を行いました。

マングローブ林について講演する小見山教授
衛星生態学研究について講演する村岡教授

2014.11.21

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